別冊つり人Vol.438 投げ釣りパラダイス2017春夏号を買いました。

これは、おすすめです。

内容はとても面白い!
単なる指南書ではなくキス投げ釣りの名手の、実戦から生まれた戦術は、ちょい投げにも活かせる所がたくさんです。

特に針のチョイスやアクセサリーについてのディテール、エサについての内容は大変面白かった。しかし


そうした先生方の尽力に比べ、変わらない編集スタイルには正直不満があります。

分かりにくい誌面づくり
それは内容が分かりにくい所です。
全てのページがほぼ文章で説明されていて、課題から結論や要点へ至る文脈が長く、不明瞭なのです。

例えば、この「定番スタイルのほかにも正解がある!!」のページ。
※これは例です。
このページ、この先生が悪いという訳ではありません。

様々な"定番以外"も出て来てとても興味深いのですが、理解するには何度か読んで自分でまとめねばならず、そもそも最後まで"正解"は出て来ません。

それでもなんとなくありがたく見えてしまうのが文章記事の罪な所です。

今時の編集なら
最近の編集は要点を整理し、写真やイラストを多用するのが主流です。

例えばこの釣り本は25の項目に明確な答えを出し、注釈をつけるスタイルです。
25の視座を即座に得、興味があるものについては深読みできるのです。

先ほどの記事をこのスタイルで書いたらどうなるか?
もっと分かりやすくなるのは明白です。
また話が中途半端に終わっていないかも確認できます。
どうしても入れたいプライベートストーリーもコラムで入れることは可能です。

理解を支えるイラストや写真が少ない
イラストの少なさや写真の精度の低さも読者に対して不親切でした。
期待したこのページ、写真がぼんやりしていて見えません。

写真は分かりやすくするためにある
他誌は写真を入れるなら、分かりやすく写真とイラストを組み合わせたり、大事な所は拡大したりしています。 

結構難しい内容も分かりやすく紹介されています。
これ入門書ですが初心者程、目をキラキラさせて勉強意欲は強いものです。

現代的で分かりやすくて人情味のある記事作りはできないものか。

初心者も喜ぶマニアックな記事はどう書けばいいか。

 

btですら、そう問いかけながら日々ブログを更新し、新たな企画を考えています。


本もブログも読者あっての、新規顧客あってのものだと思います。