今年は漁港が千守がKiss & cryに。

主催者総括
予想以上に、たくさんの方にお集まりいただき感動したもので審査がひどい運営になってしまいすいませんでした。

しかしながら実釣に於いては、特にプラクティスもままならない方々への情報発信を通じて、少しはお力になれたかと、思います。

招待選手は各人こだわりがありますので、また別の話になります。
情報を超えて一発を狙うことに賞賛はあっても否定はありません。
ただし、規律と結果は求められます。

運営としてのプラクティス
プラクティスは自分のためだけにやるものではなく。
これもまた運営の仕事です。
去年は朝イチの漁港を独り占め、20cmオーバーを釣って高笑い、これはダメですね。

信じられないかも知れませんが、去年の大会時点では、漁港ごときを朝イチに攻める、という発想は無かったんです。

事前記事に込めたメッセージ
去年の反省から今年は情報をそれとなく出していました。いわば予想です。
内容はこの3つ。

①ライトタックルなら漁港か千守。
ほぼこのふたつしか紹介していません。
btが入る予定の千守はちょっと婉曲気味にしていましたけど。ハゼとか 笑
とにかく入賞の王道はこの二箇所。
晩秋のアミエビパターンはサビキ釣りの多いエリア。
落ちる前にキスはエサの多い場所に集まります。

②一ヶ所に留まらず今日、今、釣れる場所を探そう。
レギュレーションで1本竿にしたこと、ヒップバッグの紹介がこれです。
どう考えても、朝、座った場所のままでリミットメイクできるとは思えなかったからです。

晩秋はポイントも限られますから、多本竿による場所の独占を避けて、みんなが釣れるようにする意味もありました。

③プラで釣ってはいけない
叩きまくった場所はやはり不調でした。
プラは大きな傾向や有効なパターンを見つけるもの。
予想通りに釣ってしまうと、なかなか次の一手に移行できなくなります。
btは言ってて、このワナにはまりかけました。


さて大会後、データを整理します。
結果から見ると予想はおよそ当たっていて、ほっとしています。

良かった人は
大きな傾向をもとに、釣れている場所を当日見つけた人
だったと思います。
もちろん快く場所を開けた方々の広い心あってのこと、と感謝しています。

さてヒットポイントの紹介です。
それはなんと…
好調だった場所のヨコ!
安直ですがその通りなんです。

今回のNo.1ポイントは漁港のB
好ポイントとされていたAは早い時期から叩かれ過ぎの情報が入っていました。

入るなら直角コーナーでしたが、去年と同じはイヤだったので真逆のシャロー、千守河口に変えました。
しかしまさかBであれほど釣れるとは!

総合優勝のOTさん、年間王者のぷーちゃんさま、AKさん、やまかつさんなど多数の上位入賞者がここでした。

一体何匹のキスがいたんでしょうか。
この時期の漁港は捨てちゃダメでした。

少しズレただけで釣果に差があったのも面白いですね。

No.2は千守のB
総合2位の大阪の稲田さんの神戸牛ポイント。
大会直前まで好調だったのが河口A付近で、btはここに入りました。

24cmオーバーも狙えるスポットです。
朝、須磨のAさんが来た時は、ふたりでニヤッ。

しかし誤算は千守の情報はすぐ広まること。

あっという間に情報は拡散、一気に叩かれ過ぎポイントに。笑
毎日来てる人いっぱいいるし〜
さらに上流Bがヒットポイントになっていました。

朝、須磨のAさんに聴いた東向きに狙いを変えてなんとか4匹の形作りが精一杯。
まだまだあきませんね。

ちなみにベランダはデカギスの含みはあるものの時間内にリミットメイクは難しい、会場から遠い、という戦略上の判断で最初から避けた人が多かったようです。

大きな傾向を掴んで当日限定ランガン
昨年からプロのプラクティスについて書いてきましたが、素人に理解、実践するのは困難です。

現代のプラクティスは必勝ポイントを発見するためのものではなく
●本番で大崩れしないためのもの
●爆釣ポイントはバレている
●情報は過去。"今"を釣るための準備
となっています。

大きくエリアを決めて、当日はそこを細かく探っていく、かな?
次回のプロごっこの参考としてください。

さて次の記事では王道以外の場所を紹介します。
そこにも勝機はあったと思っています。