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振り返れば、須磨鉢伏山
花のない桜を見上げると
山がすごくはっきり見える。
なんとなく感じた「風は止む」って。
小休止。

やがて風は時々優しくなって。
ロングキャストからピンポイントに仕掛けを入れれば、もうやることはない。

大会中だけどOさんとおしゃべり。
釣り座に戻って、慣れない左ベイトを巻くと、ホンダワラを超えて上がってきたのは待望のガシラ21.3cm(検量時)なんとかキーパーサイズだった。
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多分ちょっと足りないサイズ。
案の定の結果だったけど、得るものも多い日だった。
さぁ、忘れないうちに心のPDCAを回そうか。

心折れたときのヒント
爆風13mの午前7時、早くも心は帰る準備の状態から、入賞まで持っていけた状況をまとめておこう。

想定外のネガティブ
・南西の風13m(予報は北西の風5m)
・早々にバックラッシュでメインタックルを失う
・実は高活性(ライバルは釣る)
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ムキになってもいいことない
爆風を"読んで"90度横に投げるなんて…
上手く行くはずがない。
"必死でまぐれを狙う"矛盾、考えれば分かる無理筋は禁じ手だ。
大会でギャンブルはない。
準備をして全てルーティーン化するのがベスト。

自然に逆らっても仕方ない
あの風だといくら投げてもトラブるだけ。
4600Cでバックラッシュなんて普通考えられない。
そう気づいてスマホいじって心と仕掛けを温存したのは正解だった。
「動かず待つ」ことも戦術に加えよう。
ちなみに、かつて潮待ちと呼ばれた時間帯も今はもぐもぐタイムと言うそうだ。
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メインタックルがトラブル、使えない!
ガチのピンポイント釣法は、長竿&右ベイトが最善。
でも、なければ仕方ない。
最低限パワーがある竿と、頑丈なリールとラインがあれば何とかなる。
ショートスイングにAbuブルーマックスはちぐはぐでもギリギリ理にかなってる。
要は状況を読んだ「最低限」を間違えないこと。

付き合ってくれる仲間は大事
昨年ぶっちぎりの26.4cmを釣ったのは、Oさんとしゃべっていた時。
その時もホンダワラに手を焼いて、いやになってた。
今年もいてくれてよかった!
見かけによらず?縁起のいい仲間はやっぱりいる!?

釣れないのは活性のせいじゃない
釣れないのを魚のせいにしてはいけない。
強風、急流、下手くそなどの理由でちゃんとポイントに入っていないだけの場合が多い。
常連が強いのはこれが分かっているからだ。
実際大会では27cmのメバルも出ている。
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釣れたらムキになれ!
苦境を乗り越えてめでたく釣れたら、ほっこりせずにムキになろう。
今回、結果に不満はないのになんだかモヤモヤするのはこれ。
1匹釣って満足しちゃってた。
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成功体験を作ろう!
ネガティブな状況でも心豊かに釣るには。
心折れかけてもなんとか釣った!という成功体験を作るしかない。
これはカレイ釣り師から聴いた。
名言だと思う。
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花のない桜を見上げて
満開の日を想う、そんな釣り人に。

まだ春遠い海へ出かけよう。
強い心を作りに。


船用だけどキャストもなかなか!
フォール中も油断できないカワハギには左ハンドルを使う。

ガシラとかぐりぐり行くには右ハンドルを使う。