キスを「狙う」とはおよそ「場所を探す」ことで、その場所さえ見つかれば釣れます。
ところがカレイときたら、居ても時間が来ないと一切食わない。
その時間もわからない。
そんな当てもんみたいなカレイを釣る確率をどうやったら上げられるか、それが今回のテーマです。
それではタマ先生お願いします。
狙って釣る肉厚カレイ③
【確率アップ10選】
さて、前回までの講義で、釣れそうな気がしてきましたか？
「そもそもカレイ釣りに偶然を排除したら成立しません」と述べましたが、
ここではその確率を上げるためのヒントをお話しします。
①装飾段差仕掛けを使う
カレイは時合が短い魚ですが、時が来ればとてもアクティブに泳ぎ、エサを食べます。
その瞬間の、出会いの確率を高めるためには派手な仕掛けで、少しでも広い範囲にアピールしましょう。
仕掛けが絡むことのない装飾段差仕掛けはその短い時合を逃しません。
②ポイントは常に探る
先に、竿は二本一組の話をしましたが、どちらか一本は投入ごとにポイントをずらしてください。
つまりイメージとしては一本の竿は自分が狙うポイントの中心に動かさず常に投入していて、もう一本はその周りを絨毯爆撃のように 順番に投入を繰り返すというイメージです。
このやり方は私としてはかなり有効なものと思っています。
もちろん、これはちょい投げを前提にしての話です。
③30分以上放置しない
「エサがなければ釣れない」これは当たり前の話ですが、カレイ釣りの場合往々にしてこの状態になります。
こまめにチェックをして下さい 。
またエサがなくなっていなくとも、できるだけ新鮮なものと付け替えてください。
④海の変化を見る
潮の流れは重要事項です。常に目配りしましょう。投入した仕掛けの流され方や、ごみの流れ方などに注意します。
変化があればチャンスタイム 、エサの持ちが不安なら、フレッシュなエサに付け替える、アタリを見逃さないよう
期待を持って神経を集中させましょう。
⑤トラブルを避けよう
穂先ばかりでなく、周囲をよく見るようにしましょう。
堤防では大きな波や漁船の接近もあります。トラブル回避のためにも竿先には鈴をつけることをお勧めします。
トラブル回避は上達の第一条件です。
⑥大潮の後の中潮を狙う
これは須磨限定の話ですが、私の実績からは大潮の後の中潮です。
理由は潮時表を見ていただければ一目瞭然なのですが、満潮時刻が8時〜9時になるということです。
つまり潮変わりの前後を存分に釣れるということです。
これが大潮となると満潮が6時頃です。
電車釣行の私は間に合いません。
では車釣行では、ということですが、やはり初級者の方には大潮はお勧めできません。
どうしても朝一の一発勝負になりがちで初級者の方には難しいと思われるからです。
朝まずめの時合と満潮の時合が重なるということはそれだけチャンスタイムが短くなるということです。
15分ぐらいの短い時合いを的確にキャッチするのはベテランさんなればこそできることだと思います。
⑦春は小潮・長潮や夕方も
初心・初級者には小潮、長潮をお勧めします。
その理由は春カレイの場合には時合いがぼやけて、ぽつぽつと釣れることがあるからです。こちらのほうが初級者にとってはやさしいのではないかと思います。
また、午後からの釣行も夕方の一発勝負になることが多いです。
ただ同じ一発勝負ならば、準備時間を十分にとれる夕方のほうが初級者にとっていいのかなと思います。
⑧最後まで粘る
カレイ釣りの本質はやはり集中力と粘りです。
この場合の集中力とは「どこにカレイがいるのか」「まだ投入していないポイントはどこか」というように考えることを続けることです。
これも須磨に限定しての話ですが、朝から釣行した場合、午後1時まではカレイが釣れる可能性があると思っています。
最後のエサで釣れた経験もたびたびあります。あきらめないことです。
⑨成功体験を積み上げる
よく言いますよね、失敗は成功の素 とか
でも、カレイ釣りには失敗体験は必要ありません。
ボウズになったことはカウントせず、すぐに忘れてください。
カレイ釣りに必要なことは成功体験です。
釣れた時のことだけ忘れずに、何故釣れたかを考えてください。
その成功体験の積み上げが粘りと折れない心を作ります。
⑩マイポイントを持つ
釣れたポイントはしっかり覚えておきましょう。
カレイは実績のある場所で釣れることが多いからです。
安定的に釣れるマイポイントができれば、さらにそれが自信につながり、
他のポイントでも応用が利かせるようになります。
次世代の鈴！笑
ヒットセンサー
btはどうも穂先につける鈴が苦手でして。
竿に付けてヒットしたら光と音でお知らせ！
こういうのが大好物なひと、いますよね！
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