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 20年ぶりにベイトを投げたら

もともとbtはベイト使い。

信じられないとは思いますが、昭和のバサーはベイトリールしか選択肢がなかったのです。

ネタをぼんやり考えてたとき、4千円で結構使えるベイトリールがあると聞いて、いつかは書きたかった「ベイトキスキャロ」を試してみたら。

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ぜんぜん投げれません。汗


ベイトリールが「使える」と言うのも憚られるくらいにひどい。

これはあかん、とYouTubeを見てもう一度使い方を勉強・深夜のシャドウキャスト(笑)、漁港に向かう遊歩道でも素振り!

それでもすぐに上手くはなりません。

ところがですね、この勉強して練習する、少し上手くなる、また下手になる。

それが楽しいと言うか、気持ちいいと言うか。

ピンギスでも釣れた日にゃあ、もう子供に帰ったような喜びがしみじみと沸き上がって。


スピニングリールと

ベイトキャスティングリール

実戦的には、リールはこれらたったの2種類です。

たぶんこのブログの読者さんのほとんどがスピニングリールを使っていると思いますが、

ベイトリールも一応「使える」ようになれば、きっと新しい発見や喜びがあるんじゃないか、そんな提案です。

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税込1万円以内で揃う

ベイトタックル

大きな負担にならないようにリールとロッド、1万円で組めるベイトタックルを紹介します。

後でおすすめする最強のラインと合わせても1万円1千円くらいです。

安ければいい、というものではありませんから、リールはダイワ、ロッドはアブガルシアで選んで買いました。

リールはダイワPR100。


PR100はダイワのベイトリールではローエンドモデルですがYouTubeではかなりの評価で、みなさん70m以上は飛ばしています。

いい竿をお使いだからかも知れませんが、その半分でも飛べばしっかりと釣りになるでしょう。

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ロッドはアブガルシアのバスフィールドBSFC-662M


バスフィールドは6.6ftで少し硬めのミディアムアクション、ファストテーパーでキャストウエイトは3/16〜3/4oz(1.5号〜7号)。


硬すぎ、と感じる方はML(1/8〜5/16oz)でもいいのですが、スピニングタックルと思いきり被るのもつまらないのでMにしました。


bt註釈

初心者の方にはMLがおすすめです。

竿を曲げやすいので、バックラッシュも少なく、より速くベイトがマスターできます。



バスフィールドもローエンドですがとても頑丈にできていてキス釣り、ちょい投げの他、けけけ穴釣りにも十分使えそうでっせ。

バス用ですがソルト使用になんの問題もありません。

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PR100とバスフィールド、btも買ったこのタックルを使って、まずはベイトリールが「使える」ところまで説明していきたいと思います。

安価とはいえ、黒に赤の指し色がかっこいいです。

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もしお気に召さなくても、持っておけば、突然、ベイトを投げたくなる日がやって来るかも知れません。

道具はお店で触って買って欲しいですが、どうしても通販の方が安いので、最後にリンクを貼っておきます。



初心者・下手くそは

バックラッシュしない

ベイトはバックラッシュがあるから、という理由で避けられますが、これは大きな間違いです。

ある程度上手い人がブレーキを弱めて攻めた時、初心者なら少し使えるようになって調子に乗った時、バックラッシュは起こります。

過去も現在もベイトはブレーキを強くかけてしまえば、バックラッシュしません。

むしろブレーキを強めた結果、スピニングと比べて「飛ばない」ことをストレスに感じると思います。


バックラッシュは

寡黙な先生

バックラッシュは、あなたが技量以上のキャストをした時やメンタルがぶれて力んだ時、

一旦プレイを止めて指導してくれる「寡黙な先生」であり「成長の糧」です。

スピニングリールは少々怪しいキャストをしても「坊っちゃん、お嬢ちゃん上手だね~」「釣れたらええやん」とプレイを流してくれるのはとてもとても心地よく、その恩恵もたくさん受けているのだけれども。

下手のままいるか、上手くなるには自ら律するしかない、そんなしんどいリールであることも心の片隅において欲しいと思います。


初心者が間違う

ベイトリールの使い方

ベイト初心者が使い方を間違うのは、慣れ親しんだスピニングリールとベイトリールがかなり違うことに起因します。

ですので分かりやすいようにスピニングリールとの比較を織り交ぜながら進めていきたいと思います。


では、本題に入りましょう。

 

ベイトリールを知る

スピニングリールとの違いは大きく4つあります。

ひとつめは「クラッチを切って投げ、着水時にラインを止める」です。

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スピニングリールのラインに指を引っかけてベイルを返す代わりに、ベイトはクラッチを切ってラインを押さえるだけです。

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やってみるとベイトリールは左手を使わないのが分かりますね。

そのため「手返しが速くなる」これはベイトのメリットです。

そして着水時には必ず親指でラインを抑えるサミングをします。

しないと、シンカーは止まっているのにラインが出続け、バックラッシュします。


そしてハンドルを回せば自動でクラッチが戻ります。

スピニングリールの手でベイルを戻す動作やオートリターンと同じです。

 

次に「ベイトロッドにはトリガーがある」です。

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引き金のようなベイトロッドのガングリップ、子供の頃これがあるだけで嬉しかったものです。


スピニングロッドは中指と薬指の間に挟んで持ちます。

これには竿ごと海に投げちゃわないストッパーの意味があります。(知らんかったやろー)

そしてベイトロッドでこのストッパーにあたるのがトリガー(引き金)です。

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トリガーのもっと大切な意味を次に書きます。

ベイトとスピニングの違い3つめは、

「投げる時と巻く時で、持ち方が違う」です。

これはめっちゃ大事な話です。

スピニングは投げる時も、巻く時も持ち方はツーフィンガーですよね。

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しかしベイトは投げる時は右手でワンフィンガー、巻く時は左手のスリーフィンガーで持ちます。

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ベイト、スピニングに関わらず「小指」で締めるのがとても大事です。


トリガーを境に何本の指を掛けるか、トリガーはベイトの適正な持ち方のガイド役でもあるんです。


なぜ、投げる時と巻く時で持ち方が違うのか、理由はメーカーがそう「設計」しているからです。



投げる時は必ずワンフィンガー


ツーフィンガーとの対比でも見て行きましょう。

ワンフィンガーで正しく持てば

親指の付け根でクラッチを切りやすい

親指の先でサミングをしやすい


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手首の可動域が広く投げやすい


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ご覧のようにメーカーはツーフィンガーで投げるようにベイトリールを設計していないんです。

ツーフィンガーは我流、初心者は必ずワンフィンガーで投げてください。


巻く時は必ずスリーフィンガー

スリーフィンガーはパーミング(palmimg,手のひらで包む)と言われる持ち方でリールの形に手がしっくりと沿うのが分かると思います。


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リールをがっちり固定できる

持ちおもりがせず疲れにくい


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急に大物が来ても手首を痛めにくい

スリーフィンガーとワンフィンガーで持ち、ロッドを押さえつけてみよう。

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明らかにスリーフィンガーの方が負担が少なくびくともしないのが分かると思います。

大物は無縁と思っている人も、将来船釣り等でベイトを使う機会があるかもしれません。

パーミングは絶対に覚えておいてください。



軽いものは投げられない


最後はベイトリールの宿命「軽いものは投げられない」です。


スピニングはベイルを返せばラインは完全に自由に、はらはらと出ていく状態になります。

しかしベイトはスプールを回さなければラインは出ていきません。


スプールを回転させるにはある程度の力が必要で1/4oz以下は投げにくくなります。

まぁそこはスピニングに任せればいいかと思うのですが、ベイトが好きになれば「ベイトフィネス」リールを調べてください。

ベイトリールを選ぶ

今回は機種を指定しているので選択肢は右ハンドルか、左ハンドルです。


ここで間違えやすいのが、スピニング初心者は左ハンドルだからベイトも左だと思ってしまうことです。


ベイト初心者は

右ハンドルが基本

スピニングが左の人も、ベイトはまず右をおすすめします。

理由は、店頭で試してみて欲しいのですが、ベイトの左ハンドルは純粋に巻きにくいのです。

スピニングユーザーはだいたいロッドを立て気味でリールを巻くと思います。

その姿勢で高速に「仕掛けを回収」してみてください。


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かっくん、かっくんしませんか?

スピニングなら左ハンドルも苦にならないのに、ベイトの左がしんどいのはなぜかと言うと、スピニングはロッドの下にぶら下がってますが、ベイトはロッドの上に乗っているからです。


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ロッドの上にハンドルがあるベイトは、竿を立てて巻くと窮屈でとても巻きにくいのです。

さらにベイトリールのハンドルの短さも巻きにくさを助長します。


対処法は、下段の構えで巻くことですが、いつもの巻き方を変えるのは意外と大変だと思います。


スピニングユーザーでもルアーパーソンに「下段の構え」が多いのは、かつてベイトが主流だった時代の名残りではないかとbtは思っています。


btはスピニングの左ハンドルはすぐにできましたが、ベイトの左は左手が非力すぎて未だに使えず。


ただキスキャロなら巻き上げる力は不要なので、慣れてきたら左もありかなと思っています。



右手から左手へ持ち替える

バトンタッチが自然


次に、先程説明したように、ベイトは投げる時と巻く時で「持ち方を変える必要」があるからです。


これはやってみるとよくわかります。


スピニングはキャストからリーリングに移行するとき、右手で投げてそのまま左手で巻くのが自然です。


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しかしベイトはワンフィンガーからスリーフィンガーに持ち替える「必要」があるので、右手から左手にバトンタッチするのが自然所作に

なります。


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バトンタッチはこんな感じ。


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ところが左ハンドルだと、あれ?どうやってスリーフィンガーに移行すんねん!となります。


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まぁ人間の手は器用なもので、一瞬ロッドを離して落下させたり、もじもじと手を動かしたりしてスリーフィンガーに持ち替えます。


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これは初心者にはおすすめしにくいのです。


ベイトはぐりぐり力で巻く


最後は本質的な話ですが、もともとスピニングリールはロッドの力で魚を引き寄せて、リールはラインを回収するもの。


対してベイトは、竿は固定してリールの力でぐりぐり魚を巻き寄せるウインチです。


パワーで巻くリールですから、およその人は右ハンドルが理にかなうことになります。


ガシラの穴釣りが右ハンドルのタイコリールでぐりぐり行くのと同じです。


あと今回使用するダイワのPR100がノーマルギアだというのも理由のひとつです。

回収するときせっせと巻かないといけないので。汗


それでも左ハンドルが

いいという人に


btでも左ハンドルがいいと思う時は未だにあります。

一番はスピニングが左ハンドルなのでまごつく、違和感スゴイことですが、根掛かりしたとき左手でロッドを持つと力が入らず上手く外せないこともかなりストレスです。


ですので、初心者の最初は右をおすすめしますが、どうしても左がいいと言う方は左ハンドル、PR100Lを買ってください。


ただし巻く時は、いや最低魚が掛かったら、必ずパーミング、スリーフィンガーで持つ、これは守ってください。


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安全ではない持ち方を初心者にすすめることは決してできないからです。


コラム

バサーはなぜ

左ハンドルが多いのか


ベイトリールのメリットのひとつ「手返し」を活かすためです。

キャストしてピンポイントを攻め、すぐ回収してまたキャストする。



10秒で3回くらいキャストするいわゆるマシンガンキャストは左手でベイルを返す必要のないベイトのメリットで、ベイト使いの憧れなんですね。

これをやるにはいちいち持ち替えていられません。


でもエサ釣りだとどうでしょう?

エサを付けないといけないので、ここまでの手返しは叶わず、この点で左ハンドルはあまり恩恵が無いのです。

でも40cm超えたら左ハンドルはしんどいはずだけどなぁ(ベテランや上手い人は別だよ)


まぁほんまのこと言うたら、バスって50cmくらいあっても「根に潜らないガシラ」「走らないメジロ」みたいな感じで、左手で十分遊べる、というか右ベイトだとあまりに楽勝で釣れちゃうから。笑



ナイロンラインを巻く

btは子供のころベイトにPEを巻いていて、バックラッシュも少なかった記憶があります。

PEはひどいバックラッシュになる前にラインの出が止まるからですが、その代わり高ギレもあります。

最初は不安も多いと思うのでナイロンラインを使ってみてください。


ベイトは糸ヨレがありませんし、リーダーも不要、穴釣りもできますからね!
普段PEでは攻めにくい岩礁近くもガンガンいけます!

せっかくだから最高、最強のナイロンラインをおすすめします


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サンヨーナイロンのGT-Rウルトラ12lbです。

このライン、異常にコスレに強くて、それでいてしなやかで結びやすいのです。

岩に擦れてもツルツルと「いなす」のでキズつかず、何度か使って少しキズがついても、そこからはナイロンの若干キズがついても強度が落ちにくい本領を発揮します。


お値段も100mで1,500円程度、長持ちしますし、600m巻きはさらに安価なので一度は使ってみることをおすすめします。


ベイトだけの「調整」

使う前にセッティング、調整がいるのはベイトだけです。

セッティング方法もまた、昭和の時代とは変わっているので間違えやすいところ。

未だに昭和のセッティング方法を言ってる人もいてるので注意してください。


メカニカルブレーキは

ゼロポジション+ちょいユル


まずPR100のハンドル側にあるメカニカルブレーキを緩めます。

スプールに指を充てて左右するとスプールがカタカタ左右に動きますね。

ここからメカニカルブレーキを締めて行って、左右にカタカタしないポジションが「ゼロポジション」。

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そこからほんの少し緩めてセッティング完了です。

基本的にメカニカルブレーキはここからセッティングを変えません。


マグネットブレーキは

5くらいからで大丈夫

次にマグネットブレーキ、PR100では「マグサーボ」というダイワ独自のブレーキが搭載されています。

MINからMAXまで目盛りは10段階、0.5調整ができるので20段階でブレーキの効きを変えられます。

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マグネットブレーキは投げるシンカーの重さや空気抵抗、逆風・順風、その日の調子によって調整しますが(これがベイトの楽しさでもある)だいたいの数字は決まってきます。

PR100のブレーキはかなり効きが強いので、初心者の最初の最初でもMAXまで振り切る必要はなく(全く飛ばない)5、怖ければ7か8でいいと思います。

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PR100のブレーキはシンプルで磁石とスプールの距離をダイヤルで調整

怖がらずに思いっきり投げるのが肝心です。

バックラッシュまで行かなくても、ラインが浮く時は数値を上げ、飛ばないときは数値を下げ、着水まではサミングしなくていい数値が適正なマグネットブレーキ設定になります。

キスキャロでオーソドックスな3/8ozなら多分4~3に落ち着くと思います。

これが教科書的なセッティングの仕方ですが、慣れてくるともっと飛ばしたくなりブレーキを緩め、バックラッシュしながらサミングを覚える、これがベイトの道でございます。


ドラグは締めて使う

そしてドラグですが、ベイトはドラグを引っ張ったくらいではラインが出ないように締めてください。

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ベイトのドラグは破損防止くらいの意味しかありません。

そして釣りから帰ったら「ドラグは必ずゆるめて保管する」それだけ覚えてください。


コラム

昭和のセッティング

正しいセッティングはさっき書いた通りですが、昭和の時代は違いました。

まずマグネットブレーキをMIN、ゼロにします。

メカニカルブレーキ(当時はキャストコントロールノブと呼んだ)を締め込んでクラッチを切ってもシンカーが落ちて行かない状態から、少しずつゆるめてゆっくりと落ちる位置にセットします。


思い切りぶん投げます。

バックラッシュしなければメカニカルブレーキをぐいっと緩めます。

また、ぶん投げてバックラッシュしないようにサミングの練習をします。

出ていくラインに軽く指をあててブレーキをかけたり、かけなかったりしてバックラッシュしない技術を体で覚えるのです。

慣れてきたらメカニカルブレーキ、マグネットブレーキ、指ブレーキ(サミング)の比率を微妙に変えて楽しみます。 


ちなみにこの昭和セッティング(メカニカルブレーキ重視)を、ダイワは「やめろ」、シマノは「場合によってありだけど、常にはやめろ」と言っています。

メカニカルブレーキを締めるとスプールシャフトが押さえ付けられて摩擦が増え、焼けてしまう恐れがあるからです。

でもね、これで鍛えられたんだよね。

まぁこれはおっさんのノスタルジーにすぎません。

今のDC(デジタルコントロール)機はすべて機械まかせ、着水時以外はサミングしないのがリールの性能を発揮するという思想なので、あなたの今後の為にも、あまり真似はしない方がいいかな、と思います。


そして次に説明するキャストでも両手で投げるのはダッセー、、、が昭和でした。

 

間違えると

ぜんぜん飛ばないベイト

ベイトはクラッチを切れば自然と親指がスプールを押さえる格好になり、その親指を浮かせることでキャストします。

スピニングの人差し指の役割を親指がするわけです。

はじめてのベイトリールはできれば追い風のコンディションでキャストしてください。

バックラッシュも少なく、飛ぶので気持ちよく練習できると思います。


初心者が必ず間違える

リールの向き

キャスト時に初心者が必ず間違うのがオーバーハンドキャスト時のリールの向きです。

ベイトリールは横向きです。

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これは野球のボールを握れば分かるのですが、親指は横を向いていますよね。

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親指を上にしたら、投げれません。


また、やってみると分かるのですが、親指を上にすると手首が左右にブレやすくなります。


親指を横にするのが遠投にも、正確なキャストにも向いた投げ方になります。



サイドハンド、

バックハンドが投げやすい

あと面白いのがベイトの場合はオーバーハンドキャストより、サイドかアンダーハンドキャストが主流ということ。

この場合は親指は上になります。

野球でもアンダースローは、親指を上にして投げていますね。

サイドハンドキャストやアンダーハンドキャストの水面スレスレを、狙ったピンスポットに一直線に飛んでいく軌道は、風の影響を受けにくいベイトらしいキャストです。

バックハンドキャストもスピニングより簡単にできます。

ベイトの多彩なキャストをぜひお試しいただきたく思います。


テイクバックして

バットを曲げるイメージで

さて、もうひとつベイト初心者が間違えやすいのが「ベイトはテイクバックが大事」です。

スピニングはロッドを後ろにセットして振り下ろす人も多いのですが、ベイトは前でセットしてテイクバック、ロッドにシンカーのウエイトを乗せて投げるのが一般的です。

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これをやるとやらないとで飛距離に大きな差が出ます。
飛ばない、飛ばないと言う人の原因はだいたいここです。

スピニングはティップ(竿の先の方)でシバく感じでもそこそこ飛びますが、ベイトはバット(竿の胴)に乗せないと飛ばないのです。

今回使っているバスフィールドは、スピニングユーザーからすれば、どこがMのファストテーパーやねん!くらいの硬さなので練習すればかなり飛ぶようになると思います。


投げ方の基本は村田さんの講座がとても分かりやすく、その通りやれば身につくので元気がでます。



マルコスさんと並木さんの動画は基本に少し実戦風味の入った内容でカッコいい投げ方の勉強になります。

女の子のベイトって、なんかカッコいいんだよね。

ベイトが飛ばない、という人は基本をしっかり学ぶ、これが上達の近道です。


着水時はサミングが必須

着水時のサミング(ブレーキング)はベイトでは必須技術ですが、スピニングの人差し指ブレーキングに比べるとかなり簡単です。

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人差し指を伸ばし意図的に止めに行くスピニングと違って、ベイトは親指を元にあった状態に戻すだけだからです。

一般的なサミングは親指の指先でスプールのラインを押さえます。

スプールエッジを押さえるやり方もありますので、興味がある人は調べてみてください。


コラム

バックラッシュ未満

浮いたラインの直し方

派手なバックラッシュは実際そうありませんが「ラインが浮く」、この方が頻繁に起こり都度ラインを出して直すことになります。

このときのコツは、スプールを押さえ、リールを下向きにしてゆっくりラインを出します。

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上を向けるとラインがリールの下に交差してたれて、直しにくくなります。

 

着水後フォールを感じる

これは技術でありませんが、ベイトだけの感覚なので体感してみてください。

着水しサミング、ブレーキングの後、クラッチを戻さず親指の力を抜いてスプールに軽く触れる程度にします。

するとラインがふけることなくサラサラと出て行くラインの感触と、同時にフリーフォールしていくシンカーの軌跡を感じることができます。

フォール時のアタリも取れる。

これはキスキャロにはあまり意味がありませんが、どこに着底したか、どれくらいの深さか、底質は何か、そんな情報が入ってこないスピニングの行方不明感は、ベイト使いにはとても気持ちが悪いのです。


釣行後のメンテナンス

スピニングと同じなのはドラグを締めて冷水シャワーで1分くらい洗うこと。

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その後、少しバラして水滴を拭き取りますが、思ったほど水は入っていませんでした。

バラすときは裏側の留め具を起こし、カバーをスライドさせると簡単に外れます。

これだけなら細かなパーツは触らないので、初心者でも安心です。

詳細はトリセツ読んでね。

ダイワPR100も、結構しぶとく長く使えそうな気がします。

ベイトの初心者向けに、使い方のかんたん記事にするつもりだったのですが、かなりのボリュームになってしまいました。

参考になるかなぁ。

ベイトリールは使えるまで練習が要りますが、その先は簡単です。

スピニングはすぐ使えますが上手くなるのが難しい。

そんな差があります。


これから経験を積んで実戦でのキスキャロの記事を書いていこうと思います。

それではまたー!



今回使用したタックル

ベテランからするとローエンドで大丈夫か、という思いもあるかと。

PR100の使用感は1,000円のマウスみたいな感じです。

同価格帯のスピニングに比べると、巻き感などはかなり劣りますが、使える、と言う点では問題ないです。


ダイワPR100右ハンドル(おすすめ) 



ダイワPR100左ハンドル

アブガルシア バスフィールド

ミディアムアクション(おすすめ)


アブガルシア バスフィールド

ミディアムライトアクション


サンヨーナイロン

GT-Rウルトラ12lb3号)



2023年ハイギアモデル登場!


左ハンドルはこちら!



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