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ベイトで大物シバリ解除


ベイトで大物シバリ。

ここ3週間ほどのbtのテーマは無茶だったかもしれません。



ステラはお留守番、ベイトタックルで狙いは25cmオーバー、まぁ24、いや23.5cmでもよしとしよう。


ハリスは2号、針はキス針10号とネムリ流線9号のみ。


いわゆるピンギスはいらん、という仕掛けです。


去年はこの腹決めが功を奏したのですが。


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今年はなかなか上手く行きません。

微妙にボウズにはならず、むしろ残念な感じ。


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釣れる気がしない白濁の海


追い討ちをかけるように625日土曜日は金曜の南の強風の影響で海は灰色、午後からは急な大雨。


エサが残ったので翌日曜も始発電車に乗ったものの、心は今一つ冴えなかったのですね。



 

そんな時たまたま電車でJunkoさんにお会いして、大きなキスを釣った写真を見せてもらったり、ベイトを無理やり触らせたりで、ふんわりリセットできました。

 

ピンギスでもOK、気楽に釣ろ~っと。


今日は楽チンで巻き心地も最高なスピニングタックルも持って来ています。


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全国の投げ釣り師に

漁港でキスキャロ!

 

今回の内容は、須磨海岸での記事ではありますが、全国の普段投げ釣りをされている方がちょい投げ、キスキャロを試すときにも転用できる内容だと考えています。

 

投げ釣り師のみなさんは、ちょい投げをするときにも根掛かりをとてもいやがる傾向があると感じます。


なので底がガチャガチャした漁港などは避けることが多いのではないでしょうか。


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漁港は根掛かりが多いゆえに大物がでやすいポイントなのはbt以上によくご存じかと思います。



漁港はなぜ釣れるのか



この日は季節柄ピンギスしか釣れませんでしたが逆に、変な気負いもなく冷静に釣ることができました。


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春先や秋冬は同様の釣り方でサイズも出ていますので、ぜひとも参考にしていただき、遠投とはまた違う漁港の面白さを加えていただけたら、と思います。


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若干ネタ気味の部分もありますが、そこはエンターテイメントとして、内容自体は盛ってませんのでご安心ください。



 

パワーフィネス風

「撃つ」漁港のキス釣り

 

パワーフィネスはごく小さなワームやルアーを強めのロッドと、太目のPEラインを巻いたスピニングリールでハードカバーに撃っていくバス釣りのメソッドです。


そんなパワーフィネスをなにかとトラップの多い漁港のキス釣りに活かそうとしたのがパワーフィネス風キス釣りです。


キスキャロはライトなルアーロッドが主流ですが、パワーフィネス風は初心者用やライト系の投げ竿でもできそうなので紹介します。



漁港は論理的に

キャロ優利


漁港の特徴は水深があることと、サーフに比べてシモリや岩、なんだか分からない引っ掛かる物体など根掛かり(ストラクチャー)が多いことです。


水深のあるポイントで素早く仕掛けを沈め、根掛かりを回避するには最もシンプルなキャロが優利になります。


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ウッドやエアーシンカーなど浮力系はふわふわして、どこに沈んだかも分かりにくくなりますし、アタリ、底質のリサーチ力など感度も劣ります。


天秤系は金具パーツが多く根掛かりに弱くなりますし、足元などの超接近戦には向きません。


そして何より今回のパワーフィネス風キス釣りでは「感度」が重要なのでダイレクトにアタリが来るキャロが必須なのです。


時々投げ釣り師から指摘のある仕掛けのカラミは3本ヨリを入れた1本針にすること、ブレーキングをすることで回避できます。



まぁどんな仕掛けでも絡むときは絡みますし、キャロは世界で愛用されているべつにどうってことない仕掛けですからお気楽に活用ください。



軽めのシンカーで

根掛かりを減らす


根掛かり、ロストが続くとしんどいものです。


それはキスキャロでも同じです。


根掛かり対策には1/4oz(約2号)のタングステンシンカーを使います。

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1オンス28gで計算、正確には1オンス28.349523125g

実戦から根掛かりが目に見えて少なくなる、外れやすくなるのが2号以下、とだいたいの結論が出ているからです。


とはいえそれ以下は投げにくくなりますから1/4ozがおすすめなわけです。


btは風があって投げにくい状況も想定して、少し大きな5/16ozも用意しています。


1/ozなら3個入りで600円前後と安い感があるのも理由のひとつです。

3/8ozから2個入りになるんですよね。


この辺は個人のタックルとフィールドに合わせて極力近いものを、と思いますが1/2ozを超えると別の釣りになってしまうような気もします。



硬めのロッドで

根掛かりも安心


漁港ではやや強引に根掛かりを外しに行くことが多いので繊細なアジングロッドやメバリングロッドより、ロックフィッシュやエギングロッド、バスロッドなど強めの竿の方が安心です。


またどうしてもルアーロッドは嫌だ、という方には投げ竿でも3mまでのショートライト系ならパワーフィネス風になんとか使えそうです。


とにかく上等でなくても頑丈なロッドが攻める気持ちをフォローします。


 

太目のPEでコスレ・

根掛かり対策


ラインは感度のいいPEを使いますが、おすすめは4本撚りの0.8号から1.2号にフロロリーダー3号を矢引でセットします。


1.5号ならリーダーは不要です。


投げ釣りをされる方からするとかなり野太いPE設定ですよね。


ライトゲームの主流はもう少し細いところで、やもすると細い方がいい、みたいな風潮もありますが、漁港のボトムに限定した釣りでは根掛かりや護岸や障害物にこすったりすることが多いのと、飛距離は全く不要なので太目でコスレに強い4本撚りのPEが圧倒的に安心なのです。


 

ショートキャストで

細かくポイントチェンジ


漁港ではタテのサーチ(ロングキャストからのズル引き)に加え、横のサーチ(ショートキャストの連続で横へ横へポイントをずらす)も効率的かつ面白い釣りになります。


方向と距離を明確に狙って投げる、それが「撃つ」釣りです。


例えば船着き場では、狙いをブイの内側だけの距離絞ればブイ等に引っ掛けて迷惑をかけることもなくきめ細かな釣りが楽しめます。


それでも的を外したときは着水前に左手でバーン!ブレーキングします。

 

 

距離感を分割、明確化

点を攻めるイメージ


ショートキャストの釣りは点を釣るイメージです。


まずポイントをタテに距離感でABC等に分割します。

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よくあるのは、キャストして足元まで引いてくるの繰り返しですが、こうした場所ではAならA、BならBと分割して撃ち分けることでより丁寧で効率的な釣りを目指します。


例えば東端のBでキスが釣れてアタリが無くなったら、


西へ西へBの距離感だけ撃って行くプランや、同じ東端のACに狙いを変えるプランが生じます。


キスのいる、いない、ゲストのいる、いないで釣り場を細かくメッシュをかけるように釣っていきます。


狙うのは足元から10mくらいなのでピッチングも使います。



細かなタテの

アクションも


着底後、基本は小さく引いて長めに止める、ですが時にタテに仕掛けを舞わせてアピールさせることもあります。


近場を軽いシンカーで点で攻める時、ハリスは短めが扱いやすく、小さなアクションでエサをアピールできます。


btはフロロ1.545cmまで1本針がメインです。



護岸沿いにキャストする


距離を分割して釣るショートキャストとは別に、漁港などの護岸沿いに横にキャストする手法があります。


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特に朝マズメ、護岸際に大型のキスが寄ることがありますが、正面足元や至近距離で大きくアタルと対応に困りますから、横に投げることで間合いを取るわけです。


もちろん人がいない時に限りますが、ぜひ一度お試しください。


漁港で沖に真っ直ぐ投げ続けるのは"基本"撃つとはいいません。


何も狙ってないじゃん、とどうしても素人っぽい感じがしてしまうのです。



ラインの動きで

キスとゲストを見極める


ここでキャロ、パワーフィネス風ならではのちょっと面白いアタリの取り方があります。


点で止めた時に、ラインをたるませ、たるんだラインの動きでアタリを取る方法です。


キスのアタリは独特で、たるんだラインが「ツーン」と張ります。


チャリコやベラ、ハゼはピピピとか、ゴソゴソと複数回ラインが小刻みに動くことが多いので見分けることができます。


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ツーンと来た時は少し待ってからラインを張り向こう合わせを狙います。


小さなゲストのアタリの時はロッドをシャクって乗らないようにし、撃つ座標を変えます。


小さなチャリコやハゼでもつい乗せたくなってしまう手の感覚に比べ、視覚からの判断はとても冷徹です。



針とエサは小さく


撃つ釣りは一撃必殺を狙いにいくのでエサは針ぴったりか、タラシは少なくします。


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ショートバイトすると覿面にキスが散ってしまうことが多いからです。


秋冬はマムシを小さめのうどん付けで大物を狙います。


ここは大きなエサでキャストして広範囲をサーチする、いつもの大針大エサのキスキャロとは違うところです。


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針とそのサイズは個人のお好み、一番乗せやすい定番を使ってください。


btはキス針の7号を使います。


それ以上小さくしても、吸い込みはそう変わりませんし、エサが付けにくいからです。


もちろん狙いは25cmオーバーですから小さな針は不安というのもあります。


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ポイントの座標化が

今後に活きる


釣れた場所は覚えていても、どの距離で釣れたかは意外と忘れがちです。


釣り場の距離感をABCで分割した点の釣りは今後も活かせるマイピンポイントの蓄積にも役立ちます。


漁港はサーフと比べ、波浪などによる環境変化が少なく、ポイントが変わりにくい傾向があります。


ブイ等目印のある場所では距離感の基準を設定して釣れた場所を覚えておく、これが次につながる賢い釣り方になります。


目に見えないストラクチャーでピンポイントを特定するキスキャロの手法はこちらの記事を参照ください。



パワーフィネス風キス釣り、いかがでしたでしょうか?


漁港での釣りを見ていると、ラインが細すぎる、シンカーが重すぎる人が多いように感じます。


少しキャロが気になる、時には気楽にちょい投げを、そんな投げ釣り師の方にも参考になる部分があれば幸いです。



キススペシャルと

比べたら安い?


本格投げ釣り愛好家の方にはちょい投げにも当然ステラをおすすめします。



キススペシャルに替えスプール、それに比べたらとてもお安く、、、なってない。

今は生産が間に合ってないようです。汗




ダイワ派にはイグジスト

 

ダイワ派のキャスターにはもちろんイグジスト。


使いやすさはステラ以上です。



タングステンシンカーも
小さければ安い!


投げ釣りのタングステンシンカーは何千円もして、お札投げてるみたいですね。
7グラムならまだお求めやすくなっております。