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キス釣りのない

人生なんて


投げ釣り人口が減った減ったといっても、インスタグラムではたくさんのキス釣り愛好家がいらして、btのささやかな釣果にもいいね!をくださいます。

 

キス釣りはまだまだ人気カテゴリーであることに間違いはありません。

 

しかしながら高齢化は確実に進んでいるようで、btの世代、まぁ50代なかばですが、それでも若い部類に入るらしく、確かに将来は心配です。


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出典:国立社会保障・人口問題研究所ホームページ (https://www.ipss.go.jp/)
ちなみにbtはグラフがカクーンと凹んでるとこ、同級生は丙午。



投げ釣り愛好家の方のブログやYouTubeの動画などを拝見すると、投げ釣りの人気復活を標榜されている方もいらっしゃいますが、なかなか上手くいかないようにも見えます。

 

客観的にいえば、愛があるゆえの間違いや、ノスタルジーに逃げてしまう、そんな傾向を強く感じます。



YouTubeで女の子に

投げ竿振らせるか?

 

こういうおっさんの発想はあかんやつですから、気をつけるように!笑


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本格・遠投

投げ釣り人気復活のために

 

結論から言えば、投げ釣り愛好家のみなさんが「キスキャロ」を盛り上げる。

 

一見おかしく見えますが、これが投げ釣り人気復活の有力な手段になるんじゃないか、と思うようになりました。



 

理由は3つあります。

 

まずターゲットをルアーパーソンに置くことで多くの釣り人、それも確度の高い層にリーチできます。

 

現在の釣りカテゴリー構成比では6割以上がルアーパーソンですし、これから釣りを始める人も大部分はルアーから入るか、いずれはルアーをやります。

 

btのように過去にバス釣りをしていて一旦釣りをやめ、その後エサ釣りカムバックした層もかなりのボリュームがあると思います。

 

ルアーは扱うメディアも多く、また道具にお金をかけるカテゴリーでもあります。


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次にキスキャロはキスのアタリ、引きといった魅力をとても強く感じてもらえるメソッドです。

 

今もなお、投げ釣り愛好家が多いのは、キスの素晴らしい釣り味による部分が多い思います。

 

そんなキスのアタリをダイレクトに味わえるそれがキスキャロの特長です。

 

至近距離でデカギスを掛ければかなりの衝撃ですし、ピンギスでも他の魚とは違う気持ちのいいアタリが手に直に響きます。


魅了されるルアーパーソンもきっといるはずです。


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 そして最後が一番大事です。


 

それはキスキャロが「所詮ちょい投げ」だという点です。

 

キスの魅力を知ってしまった人は、いずれキスキャロに物足りなさを感じます。

 

何人かはもっと広大なサーフで遠くに投げて釣りたい、連掛けしてたくさん釣りたい、と「自発的」に遠投の世界に足を踏み込んでいく。

 

これがbtの投げ釣り人気復活のアングラーズジャーニーです。

 

 

まとめると、分母の大きなルアーパーソンをターゲットに歩み寄り、ルアーの流儀でキス釣りの魅力を体験してもらえば、さらなる醍醐味を求めて本格的に遠投投げ釣りをしたくなる人が増える可能性が高い。

 

そのためには一人でも多くの投げ釣り愛好家がキスキャロをやって、キス釣りをルアーパーソンに届くニュースにする。

 

本格投げ釣り人気復活の、決して多くはない手段のひとつだとbtは思います。

 

 

少なくともこんな方法よりかは。

 

 

 

遠投の魅力を

最初に語ってしまう

 

最初に遠投の魅力を語りすぎてはいけません。

 

最初はあくまでキスという魚の魅力を語る、体験させる、です。

 

そして「自発的」に遠投したくなる筋道(アングラーズジャーニー)を作る、が正解です。

 

遠投の魅力なんて、言われなくてもみんな分かってるんですよ。

 

でも同時に本格的に投げ釣りをしようと思えば、お金と時間と努力が必要だということも分かってるんです。

 

それに加え遠投の素晴らしさを語りすぎると「遠投しないと釣れない」という間違った認識を広げることも多く、さらに投げ釣りを縁遠い、敷居の高いものにしてしまう。

 

本格的な投げ釣りに愛があるからこそですが、一方的にプッシュしても、人はなかなか動かないものです。


 

簡単だけを

語ってしまう

 

逆に投げ釣りを広めようと、まずはちょい投げで簡単に釣ってみせる、みたいな話もよく聞きます。


ところがこれも得策ではありません。

 

申し訳ないですが、投げ釣りの人がやるちょい投げは、恐ろしく魅力が無いのです。

 

遠投を無くしたとき、その代わりになる魅力が提示できていない。


いつものこだわりはどこに行っちゃったんだろう?そんな感じです。

 

市販の初心者用天秤を使えば簡単に釣れますよ、みたいな。


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市販の天秤や仕掛けは、簡単で釣りやすいのだけれど、釣果を超えたいわゆるプロセスの楽しさに欠ける側面もある。



簡単に釣れるだけの釣りにルアーパーソンは反応しませんし、やったとしても夏休みに1回のお遊びです。

 

戦略性もない、語れない釣り。

 

そんな釣りに満足できるのは、お金をかけず、釣れたらそれでええやん、練習?釣りに練習なんかいるんでっか?という釣り人です。


それはそれで釣りの魅力のひとつなのですが、少なくとも本格的なキャスターになる見込みは低い人だと思います。


ルアーパーソンは、技術向上に興味があります。しかし


それ以上に小手先でできる戦略性や道具のお買い物、うんちくを語るはもっと大好きなのです。笑

 

そこで登場するのがキスキャロです。



 

シンプルなキャロの深淵

 

キャロなんてバス釣りではごく普通の簡単な仕掛けなのですが、投げ釣り愛好家のために少し美化して書きます。


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世界の定番サウスキャロライナリグを使ったキス釣り、略してキスキャロはとてもシンプルなメソッドです。

 

そのシンプルさを活かしたバーサタイルな面白さの反面、仕掛けが絡まないように助けてもくれませんし、反動でキスを掛けてくれることもありません。

 

勝手に浮き上がって根掛かりを避けてくれることもありません。

 

飛距離も限られており、針も基本1本なので高いアピール性も無く、ポイント選定も重要な戦略性を持ちます。

 

逆に言えば、腕と創意工夫が試される、面白いメソッドで、ここに興味を持つ人はのめり込む「見込みのある人」と考えることができるのです。



 

本格投げ釣り愛好家も

キスキャロをはじめよう!

 

キスキャロは「ライト」ばかりではありません。

 

1oz2ozのシンカーを使うヘビキャロだって面白そうです。


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あなたのフィールドに合わせて、ライトでもヘビーでも。



投げ竿にこだわらず、ルアーロッドで歩み寄ること考えてみてください。

 

全国で、形に囚われずキス釣りがもっと盛り上げれば、投げ釣り人気は必ず復活するはずです。

 

あ、キスキャロはbtの専売特許ではありませんよ。

 

ですから、俺の方が上手い、とか、私はこう工夫するとか、いろいろなキスキャロの手法や話題が出てきたらとても面白いと思います。



 

より多くの釣り人の心に「砂浜の女王」であり「小さな大物」キス釣りの醍醐味が届きますように。






キスキャロといえば

タングステンシンカー


別に鉛でもいいのですが。

ちょい投げじゃなくてキスキャロだよ、と手っ取り早くこだわれるのがタングステンシンカーです。




初心者用のエアーシンカーや立つ天秤スマッシュも同じくらいの値段がしますし。


おすすめは1/4ozから3/4ozがセットになった商品でbtもよく購入しています。


まずトライアル、という方にぴったりです。

 


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